謎のフィクサー:豪徳寺平八1950年生まれ。
ヨシノ自動車会長・中西昭博。
モットーは「好きこそものの上手なれ」。初めての演技は幼稚園での米の妖精。今回は60年の時を経て、妖精役から一気に、物流界の影の首領(ドン)豪徳寺平八を熱演した。好きなことはゴルフのロングパットインを決めること。今回の演技は「やみつきになりそう」とのことで、次回作への期待も高まる。

団長:渡哲太1975年生まれ。
ヨシノ自動車社長・中西俊介。
モットーは「人の一生は重荷を背負うて遠き道を行くがごとし」と少々重い。小さい頃からヘビーな経営の帝王学を習得し、トラック業界の酸いも甘いも噛みしめてきたリアリスト経営者である。好きなことは「ラッシュ時の羽田空港で飛行機を見ること」で、その視線は遠く海外へと向いている。

あぶない営業:舘山タカ1979年生まれ。
かつては港町横浜でバーテンダーをし、プロミュージシャンをしていたハマ風の似合う男。演技経験も豊富で、これまでもMVやCMなどに出演歴あり。好きな言葉は「関係ないね」で、それは相手役・柴田の18番のセリフであるが関係ないね。趣味も「1938年式ハーレーダビッドソンを直して乗ること」でどこまでも伊達男・舘なのである。

あぶない営業:柴田ユー美1991年生まれ。
大型トラックも転がす男勝りの営業・柴田。普段は子犬を転がすのが何より好きなペット好き。そして家族と友人をこよなく愛し、「人生楽しくなるかは自分次第!(^^)/」と超ポジティブで張りきり屋の彼女が、この撮影でランニングした距離は地球半周分にもおよんだ。すでに『ラン・ローラ・ラン』の日本版として本作を推す声も強い。

ボルボトラック購入客: 宮城リョーイチ1986年生まれ。
バスケを愛し、(たぶん)スラムダンクを愛するアラサー真っただ中の好男子。好きな言葉は安西先生の「あきらめたらそこで試合終了ですよ?」と思いきや、男らしく「頑張る」の一言。宮城リョーイチ役は本作における重要な役どころであり、愛車で自宅の厚木から撮影場所の三浦まで下道2往復を走りぬいた。

事故を起こしてしまったお客: 亜草直夫1982年生まれ。
普段はレンタカーを統括する若き所長として、好感度高い亜草(役名)ではあるが事故を起こしてしまう運転手という難しい役に挑戦した。初めての演技はひな祭りの五人囃子で、モットー「為せば成る」の精神で見事やりとげた。普段は3人の子ども達と公園で遊ぶのが好きなマイホームパパでもある。

生保担当:浅井温子1996年生まれ。
実際のヨシノの仕事は大型整備士。無類のトラック好きとして知られる彼女のモットーは「苦労なくして得るものなし」。週一の道志道ドライブが大好き。演技経験は「年長の時のお遊戯会で「北風と太陽」の北風役」で、本来正反対のキャラクターだった生保の温子を演じた彼女の演技力は幼少からつちかわれたモノに違いない。

警察官:本田乗蔵義理と人情に篤く、笑顔あふれる職場作りをめざすナイスミドル。普段はヨシノで自動車検査員をつとめる彼は、法を守る警察官役を地でこなしている。前職は某大手自動車メーカー勤務で、趣味もクルマいじりのメカニック好き。HONDA好きかは不明。

営業の重鎮:網元正成1966年生まれ。
言葉を出さなくても醸し出されるベテラン感が網元(役名)の役どころ。本人のモットーは「教わる、教える」で人生の年輪を感じさせる言葉だ。趣味はラジコンと飛行機。渋さと貫録の中に子ども心を忘れない網元なのである。

整備の鬼:アルベルト中渡瀬1985年生まれ。
大きな身体に大きなハートが魅力のアルベルト(役名)。本業のボルボ整備では信頼もあつく、将来は「海外に工場を作る」と夢も人一倍大きい。役がらも本業そのままだが、噴き出すオイルの味にはやたらとこだわった。

整備の鬼:北方仁好きな言葉は「仁義」。寡黙で甘いマスクに、隠れた女性ファンは多い。普段はアルベルトとともにヨシノの整備をきっちりこなす。両足を使った自在なメカニッククリーパー(ローラーのついた寝板)使いにスタッフから感嘆の声がもれた。

整備の鬼:杉山力也1994年生まれ。
新人整備士らしくススで顔面真っ黒になって登場する杉山。正に現在売り出し中の元気印の新人である。元応援団員で、縦の関係には敏感だ。今日もアルベルトの怒号を受けつつ元気に作業をこなす。「さすがにやりすぎでしょ」が口癖。

妻子役:希叶給1984年生まれ。
役名の読みは「のぞみかなえたまえ」。読んで字の通り、欽ちゃんの番組の3人娘のような若奥様グッドバイブスを醸し出した。好きな言葉は「十人十色」で、趣味は子どもの撮影。写真を見た監督が、自らの結婚も心に誓った。のぞみかなえたまえ。

  • 監督:宇都宮弘毅
  • 撮影監督:薄井一議
  • ドローン:赤松英治
  • ロケーションコーディネイト/カメラカー:須永浩行
  • 音楽:島田尚「Livin' On the Edge」
  • デザイン:大島宏之
  • プロデュース:青木雄介