株式会社ヨシノ自動車

トラック業界”鍵人”訪問記 ~共に走ってみませんか?~ 第12回

東京モーターショー2017特集 架装メーカー 後編

東京モーターショー2017特集 架装メーカー 後編

東京モーターショー2017では出展した架装メーカーも各種新製品を出品していました。こちらも前篇後篇の2回に分けて気になった製品を紹介していきます。今回はその後篇となります。

写真・薄井一議
デザイン・大島宏之
編集・青木雄介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

山田車体工業株式会社
オーバーターンウイング「Zフラップ9:1」

天井クレーンやラフターなどを使って作業できるウイング車です。センターフレームの位置を9:1の部分へ設置し、天井部分の開口を2100mm以上確保。また反対側もルーフが167°上がるので、フォークリフトでの荷役ができ、通常のウイングとしての使用も出来ます。折からの強風でもびくともしない安定性も確認しました。

社長の目

迫力ありますね。クレーンで積む精密の重量物とかはこれが最高ですね。 そもそもウイングは業界的にも何十年と使っている仕様なので、これ以上の進化は望めません。どれだけ軽量化できるか、ということと、最大化できるかばかりがセールスポイントになってしまいます。その意味で、この製品は開く位置が違うだけで新たな用途を見つけていますよね。ウイングの用途と幅を広げたという意味で面白いですね。

詳細、お問い合わせはこちらより。
http://www.yamada-body.co.jp/

日本フルハーフ株式会社
電気式中型温度管理車(オイルレステールゲートリフター搭載)

冷凍食品やお弁当を工場からスーパーへ運ぶ中型温度管理車です。電気式冷凍機(eチルト)と床加温装置を搭載し、中仕切りで冷凍食品やお弁当などの冷蔵食品をそれぞれ適した温度で配送します。電気式冷凍機はエンジン低回転時の能力低下を抑制し、冷凍機運転にかかる燃料を低減。ドア開放時冷凍機停止機能により、室内冷気の流出防止、結露、霜付きを防止します。また床加温装置は庫内隅々まで均一に暖めることが可能です。中仕切りの位置をセンサーで把握し、加温範囲を自動で設定できます。

社長の目

最近の冷凍機は加温装置がついている仕様が多い。ヨシノ自動車で扱っているトラックも最近増えていますね。前は冷凍モノだけど後ろはお弁当を運んだり、間仕切り板を使うこの仕様は多いです。スーパーやコンビニの配送などに最適ですね。 冷凍機を使うと霜ができるから、帰りは加温をして霜を全部落としながら帰るとか。そうするとカビ臭くもなくなるんですね。 大型でいまだにサブエンジンが主流なのは、万が一、エンジンが止まった時に冷凍庫の温度管理をするため、という側面が大きい。サブエンジンがあれば、ちゃんと冷やすことができる。この電気式冷凍機もそこが大きいですね。仮にエンジンが止まったとして 蓄電の効果で冷やすことができますからね。

詳細はこちらより
http://www.fruehauf.co.jp

< 対談一覧に戻る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加