私がボルボトラックを選ぶ理由 ~シリーズ第1回 株式会社大平興業舎編

トラック業界”鍵人”訪問記 ~共に走ってみませんか?~ 第14回

私がボルボトラックを選ぶ理由 ~シリーズ第2回 ボルボドライバー 杉本芳敬様

私がボルボトラックを選ぶ理由 ~シリーズ第2回 ボルボドライバー 杉本芳敬様

私がボルボトラックを選ぶ理由 ~シリーズ第2回 ボルボドライバー 杉本芳敬 様

ボルボ正規代理店の顔をもつヨシノ自動車が、ユーザー目線でボルボトラックの良いところ悪いところを伺っていくこのシリーズ。第2回となった今回は、海上コンテナ輸送やフェリーなどでご活躍されているボルボドライバーさんの声をお届けいたします。ボルボは現在、非常に人気がありますが、その実態はなかなか見えません。外車だから修理が遅い、故障が多いというウワサは実際のところどうなのでしょうか? そのリスクを、ボルボは安心に変えてくれるのでしょうか? そしてボルボ、ヨシノ自動車のアフターメンテナンスやフォローはどのように行われるのでしょうか? 今回はボルボドライバー杉本様の、誰もが知りたい率直な実感を伺ってきました。今回は担当している営業の金野雄紀氏にも同席していただき、アフターフォロー篇とドライバー篇で良いところ、悪いところを探っていきます。

写真・依田純子
デザイン・大島宏之
編集・青木雄介

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ヨシノ自動車でボルボはどう扱われるのか

____ボルボトラックを運転するときの不安は何でしょうか。

杉本:まず私自身、怖いのは故障なんですよ。とにかく止まるのが怖い。その点、ヨシノさんにはボルボ整備のアルくん(アルフレッド中渡瀬)がいます。営業の金野さんと整備のアルくんががっちりコンビとしてやっていて、それが一目瞭然ですよね。その点が、すごく安心できるんです。国産のディーラーだと窓口になってくれる営業と、整備の間に距離があったり、整備に直接話を聞くなんて対応は難しい。基本的に、整備工場の待合室で「お待ちください」と言われて待っていて、 できたら終わりました。それでおしまいなんですよ。どこをどう直したのかとか、じっくり話を聞かせてもらうことはありません。その点、分からないことを分からないままにしない金野さんとアルくんのコンビは最高でした。これまでも大きい修理はほとんどないのですが、小さい修理も気軽に対応していただけています。

予防整備、ボルボ・ブループログラムとは?

____ボルボ・ブループログラム(購入時にセットで加入できる定期整備プログラム)についてはどうでしょうか。

杉本:非常に満足していますね。あれは素晴らしいものです。ボルボが「故障が多い」という先入観を持ってる人に、私がこんな話をしても半信半疑だったりしますけど(笑)。 ここまでの3年間、その期待は一度も裏切られたことはなかったです。3ヶ月ごとに点検が入っていて、その間、その間で異常箇所を全部潰してくれているからだと思います。

中西:そうなんです。ボルボブルーの整備内容というのは、事前に整備をすることによって「大きなトラブルになる前にそのトラブルを解決していきましょう」という考え方なんです。元々の考え方がそういう考え方で、それを予防整備といいます。

部品もすぐ入手可能。待たせない整備体制

杉本:一つの異常でそこだけを直すのではなく、より多くの範囲を直してくれていたりするので、すごく安心ですよね。整備内容も、いつも見させてもらっています。海外の車ですから「部品の供給で何ヶ月も車が止まるようだと困る」と思っていたのですが、その先入観が180度、変わるような対応をヨシノさんにしていただいているのは、とても大きかったですね。

中西:現在ボルボの部品は、その約80%近くがすでに日本に在庫としてあるんです。それは UD の上尾工場に集約されているのですが、 弊社は同じ関東圏ということもあり部品の供給は早いと思います。

金野:そうですね。現在、部品でお客様をお待たせするようなことはほぼないと思います。

____これまでボルボの安全性を実感されるような事というのはないですよね?

杉本:はい。事故はありませんね。当てられることは多いんですけど(笑)。

____そういう時の代車ってヨシノさんではどんな風に対応されるんですか?

中西:短期リースだったり、即時リースで対応したりです。そういう意味で言うと、ヨシノは中古車も扱っているので代車の対応は早いと思います。ですから修理が何ヶ月にも及ぶような長期になる場合は、一度ヨシノで持っている車両を営業ナンバーに変えて対応するケースもありますね。

杉本:その体制はすごく心強いですよね。

不意の故障でも即時対応してくれるディーラー体制

____さすがにボルボの新車が代車で来ることはないかも知れませんが(笑)

杉本:あはははは。でも代わりになる車があれば 会社としても安心して修理に出せますよね。現在、私は長期修理で出したことはなくて、当てられた事故の修理でも、即日でクルマが戻ってくるようなケースが多かったです。状況を説明すると、もう代わりのパーツをヨシノさんで用意してくれていて、クルマを持っていったらすぐ付け替えるといったケースがほとんどでした。最近、エア圧低下の表示がずっと一か月ぐらい出ていて、この間の大雪の時、ついに車が止まっちゃったことがありました。その時もヨシノの野中さんがすぐ来ていただいて、対応してくれたんですよね。

____他にも故障はどんなものがありましたか?

杉本:それと大きいところだと三島事件かな。ボルボが会社に納車され、初めての仕事で静岡に行ったんですよ。そしたらエアホースが抜けてしまっていて、クルマが止まっちゃったんです。エアシートの椅子が恥ずかしいぐらい下まで下がってしまって、横の窓からようやく外の視界が見えるぐらいでした(笑)。

____原因は何だったんですか。

杉本:助手席のタイヤハウスの中にエアホースが何本か入ってるんですけど、その一本がスパッと抜けちゃったんですよね。それもすぐ駆けつけたUDさんが解決してくれました。すぐ分かりましたね。「そこしかない」っていう感じでした。これは悪いケースですけど、不意の故障でもすぐに対応してくれる点が、非常に助かっています。だから普段も安心していられる。でも「ボルボは故障する」という固定観念の強い人に、そういう話をすると「だからボルボは」なんて言われますけどね(笑)。角目のボルボの時代はいたるところに止まってたじゃないですか(笑)。あのイメージなんでしょうけどね。

中西:ディーラーやっていてなんですが、あの当時は多かったですね。10台売れて7台修理で戻ってくる、なんてこともありました。

「ボルボは買わない」というお客様に営業はしない

____それでよく商売になりましたね(笑)。

中西:なってないんですよ(笑)。本当になっていない。本当にヨシノの年配の営業の人たちは、 ボルボに対して拒否反応があるぐらいです。ヨシノの50歳以上の営業は、ボルボを自分から売ろうとはしないかも知れないですね(笑)。担当しているお客さんが「どうしても欲しい」と言わない限り、売らないはずです。それも十数年以上も前の話ですが。

金野:お客さんでもいらっしゃいます。他にもアクトロスとかをお持ちのお客様で、「ボルボいかがでしょうか」という話をしてもダメと断られてしまいます。 「ヨシノさんのレンタカーは利用したいけど、ボルボは買わないよ」って言われます(笑)。そんなケースが実際ありますからね。本当にあれから変わったんですよということが、伝わったらいいのになと思います。

口コミで広がるボルボの良さ

中西:これは我々がいくら言ったところで、売ってる側ですから信用されません。だからそこに労力をかけるよりは、実際に「良い」と言っていただけるお客さんを大事にして、口コミでボルボが広がっていくというのが我々としても理想なんですね。

金野:本当に生の声が一番だと思いますね。

杉本:私も港なんかで、こういう話をよくしているものですから、「このボルボ、どこで買った?」なんて話はしています。そんな中で、ヨシノさんのアフターフォローも含めて、気に入って頂けた会社の方が、ヨシノさんでの購入を検討していますからね。

____やっぱり大井埠頭、本牧埠頭辺りで海上コンテナをやっているお客さんは近いし、ヨシノさんは地の利もいいですよね。

杉本:絶対いいですよ。高速乗ったら10分ですからね。 これからもどんどんヨシノさんの良さを伝えていきたいですよ。

中西、金野:ありがとうございます。

“このボルボ”により長く乗るために

____さて今年、FHが新しくなるんですが興味はありますか?

杉本:ありますね。ただ乗り換えはしたくなくて、今の車をもっと乗りたいです。やっぱり子供の頃から車やトラックに興味があって、同じ車が2台あったとしても、自分の愛着のある車は「これ」というのがあるんですよ。「これ」って決めたものをずっと乗って行きたいんです。例えば今日、僕がしているベルトなんかは中学1年生の頃から使ってるんですよ。でも愛着があって捨てられない。ちゃんとしたベルトも家にあるんですけどね(笑)。燃料タンクがちょっと大きめになったり、アドブルーの位置が変わるなんて話を聞きますけれど、最新型より今のボルボが僕は良いです。

中西:最新型も大幅に進化するようなんですが、まだ国土交通省の認可が下りてないんですよね。 だから我々でさえ、どこまで進化して日本に上陸するのか謎なんです。例えばダイナミック・ステアリングなんかはその例ですね。悪路でも路面を認識して真っ直ぐ走れるという機能です。あとは遠距離でのエンジンスタート、これも電波法に引っかかっちゃうみたいです。

金野:だから色々申請して認可を待って、発売になるのは日本だと一年後だったりするんです。

欲しいのはエラーコードに対する的確な指示

杉本:今のままでも十分に頭のいい車なんですけどね。故障箇所も自分で教えてくれるし、すごくそれで助かっています。表示されるエラーコードを、整備のアルくんに伝えるとすぐに何が悪いと教えてくれます。「それは緊急性が高いからすぐに来てくれ」とか、「余裕があれば様子を見てくれ」とか。 電話一本で自分の判断ではなしに、専門家の意見が聞ければ安心できますよね。 国産の古い車だとそういうのが「それはどこどこが悪い」なんて仲間内の会話で解決したりはしますけど、ボルボはそうはいかない。きっちり電話してきっちり指示をもらう。それが一番ですね。

____アルフレッドさんの信頼感はすごいですね。

杉本:彼は素晴らしいですよ。

____ちなみに杉本さんは今後ボルボで改造して行きたいところとかありますか?

杉本:確かに本国仕様でバリバリに決めている他社さんの車とかありますし、私もエアロを付けたりしてみたいなと思っているところはあります。ただ自分自身、車の整備をしていることもあったので、極力余分な架装はしたくない。 整備の人が触って困らないような架装ならしたいという感じかな。だからもともとついている部品をひたすら磨いています(笑)。

____あははは。

金野:あの輝きは純正の輝きですからね(笑)。今日撮影したあの輝きは。

杉本:いまあるものでどこまで他の人と違う状態に持っていけるか、あそこまで純正の部品を磨いているドライバーさんはまず他にはいないと思っています(笑)。

ボルボは純正でも決まる

____シンプルが一番かっこいい車ってありますもんね。

杉本:そうなんです。何もしなくても決まる。それがボルボだと思いますね。結局、自分好みの架装をしちゃうとメカニックさんが困っちゃうんですよ。純正のパーツなら数時間で終わる作業が、半日かかっちゃったりする。いわゆる整備泣かせの車ですね。整備の中でも余計な事故が起こったりするんですよ。外す時に爪を割っちゃったり、傷つけたり。

____そう考えると、国産に乗られていた当時の杉本さんはトラックを飾るのが好きだったのに、ボルボに乗ってから飾るのをやめたのが信じられません(笑)。

杉本:そうなんですよ。前にいた会社が、そういう会社だったものですから(笑)。社長がそもそもトラックを飾るのが大好きだったんですよね。でもいま国産に乗ったとしても飾りたいと思いませんよ。そうそう。このボルボを買った時にアルくんに言われたのは、「踊り場は変えてくれるな」という話もありました。

金野:はい。お客さんによっては踊り場に縞板を貼りたかったりするんですが、あの場所は定期的に点検する場所で、なおかつ定期的にエアドライヤーなど部品を交換する場所だったりもするんです。それは最初に工場から言われるんですよね。

整備のキャラクターと信頼について

杉本:結局、全てにおいて、アルくんをはじめとした整備の方々が、キャラクターが素晴らしくて信頼できるところに尽きますね。これまで国産ディーラー全メーカーの整備の方々とお付き合いしてきましたけど、ヨシノ自動車のアルくんくらい信頼できる人は、私の経験ではいないですよ。ヨシノさんには女性の整備の方もいらっしゃいます。普通にお話をするんですけれど、男性目線ではないところでトラックを見ていたりするので、その意見はすごく参考になりますね。彼女自身、「トラックが大好き」って言っているし、その姿勢が嬉しくなりますよね。

中西:彼女は誰よりもトラックが好きかもしれないですね(笑)。

杉本:彼女が他の整備士たちと話し合って、意見を言ってる姿なんかをときどき見させてもらうんです。その度に「すごいな」って思っていますよ。

ドライバーもボルボを知って、トラブルを未然に防ぐ

____それは間違いなく、ヨシノさんの社風でしょうね。

杉本:そうだと思います。素晴らしいなと思います。私が気になる部品を訊けば、みんなから答えが返ってくるし、本当は手を止めたくはないはずなんだけれど、「この部品はこういう部品なんです」って説明をいとわない。私はヨシノさんの整備の方々にホント教えてもらいましたし、この3年でボルボの構造を学ばせてもらったとも思っています。

金野:ほんとボルボの構造について、ドライバーの方がたがどんどん詳しくなっていくんです。そうするとトラブルの電話もどんどん減っていくんですね。自分で対処できるようになっていくからなんですね。アルフレッドをはじめとした弊社の整備はそれをお客さんと接しながら、伝えていっています。

____自分の乗っているクルマの構造を知ることは、ドライバーにとって楽しいことですもんね。

ドライバーが絶対に避けたいトラブルとは

杉本:そうそう。かつて乗っていた国産の単車が、大阪でオートマのミッションがダメになったことがありました。高速を走っていたらいきなり2速に落ちて、ミッションがバラバラになってしまったのです。いわゆる内臓破裂で、荷物も全部崩れ、吹田のパーキングに入って 応急処置を施して出てきたら、480万円の請求でした。 それが元で前の会社とディーラーが訴訟になってしまい、結局こっちが負けてしまいました。なぜ負けたかと言うと、記録簿にどこを修理したかというのを全部書きますよね? でも実際やっている作業内容は違っていたりして結局、言った言わないの世界になりました。結局もめるんですよ。大きい修理というのはそういうものなんですよね。だからこそ、予防整備という考え方だったり、ボルボブルーというシステムは本当に素晴らしいんです。ヨシノさんの場合は、こっちが気づかないようなところまで全部見てくれているので。 私は本当に幸せ者です。本当ですよ。これからもヨシノさん、よろしくお願いしますという感じです。自分も、これからもボルボ以外は乗りたくないです。

イイねなポイント

・トラブルを未然に防ぐ予防整備、ボルボ・ブループログラム
・営業と整備のコンビネーションに安心感
・トラブル時の即時対応
・京浜地域にある立地条件
・豊富な商品知識

ムムムなポイント

・最新機能など、本国仕様が日本には導入しにくい。

杉本芳敬(すぎもと よしのり)さま
1981年生まれ。19歳より4トン車のトラックドライバーをはじめる。2015年ボルボドライバーとなる。

< 対談一覧に戻る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加