私がボルボトラックを選ぶ理由 ~シリーズ第3回 ボルボ・ドライバー 遠藤匡信様 | トラック業界“鍵人”訪問記 第22回 ヨシノ自動車

トラック業界”鍵人”訪問記 ~共に走ってみませんか?~ 第22回

私がボルボトラックを選ぶ理由 ~シリーズ第3回 ボルボ・ドライバー 遠藤匡信 様

私がボルボトラックを選ぶ理由 ~シリーズ第3回 ボルボ・ドライバー 遠藤匡信 様

マイ・ボルボを徹底解説 ~Welcome my cabin

とにかくド派手な遠藤さんのボルボ。ボルボ・トラックの基本カスタムである、エアロ3点取り付けにサイドバンパー交換から始まりました。そしてヨシノ自動車だけではなく、ご自身でパーツを海外から取り寄せ、ご自分で架装屋に持ち込みイメージを伝え、仕上げられてきました。とりわけ目を惹くのが真っ赤なボディにエアスプレーのグラフィック。この絵柄はアメリカのカスタムカルチャーの影響かと思いきや、遠藤さんによると「欧州仕様」とのこと。そのこだわりのカスタムを紹介してもらいました。

写真・薄井一議
デザイン・大島宏之
編集・青木雄介

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____まず遠藤さんにお伺いしたいのですが、トラックをカスタムする醍醐味について教えてください。

遠藤:多分、トラックじゃなくても、自分は同じことをするんだと思います。車もバイクも派手なのが好きなのもあるし、車好きは車をいじるのも大好きだと思うんですよ。みんな自分だけの車だったり、トラックが好きなんだと思います。みんな「自分仕様」にして、「これが俺のボルボだ」というのを実現したいのではないでしょうか。自分は海外の流行を取り入れて飾るのが好きです。ボルボを海外仕様にする人はあまりいないこともありますね。

____ほとんど完成しているように見えますが、まだカスタムが足りないですか?

遠藤:まだまだですね。自分の理想のカスタムには、あと5~600万円はかかるんじゃないでしょうか(笑)。

中西:毎日乗るトラックを飾るというのは、やっぱりいいですよね。

遠藤:そうなんです。毎日乗るからこそ洗車もするし、新しい現場に行けば「かっこいい車が来た」と噂になる。やっぱりそうなってもらいたいんですよね。それが三枝商会の顔になるじゃないですか。いい仕事をすれば、「また来てくれたんだ」となりますからね。こういう飾ったトラックに乗ってるからこそ、仕事はきっちりやらなきゃいけないってこともありますよね。

中西:首尾一貫してますね。格好いいです。

____このグラフィックは遠藤さんのアイデアですか?

遠藤:そうです。この絵の女性達は自分でモデルを探してきて、ボルボの横に横たわらせるというのを自分で考えて書いてもらいました。

____このペインターさんも有名な方なんですか?

遠藤:そうですね。かなり有名です。キャンディアートさんですね。

____雰囲気的にはアメ車的ですね。

遠藤:そうですね。アメ車を意識したわけではないのですが、絵柄的にアメ車的になっちゃったかもしれないですね。でもむしろ欧州車の方がやブラシを使ったアートというのは、すごく多いんですよ。もっと前面に絵を描くのが欧州車の特徴ですね。

____ではもっともっと絵を大きくしていきたいんですね。

遠藤:増やしたいですけど、こういう絵ってタトゥーと一緒ですよね(笑)。入れたらどんどん入れたくなっちゃう。ここにもこだわりがあって、他に色は入れたくなかったんです。赤に他の色を入れちゃうと浮いちゃうんですよね。自分としてはボディの色を引きたてたかったんですよね。

中西:赤は、このままラメ入りの色が良いですね。

遠藤:この赤は、いわゆるマツダの赤なんです。本当にこだわって、いろんな赤を探したんですが、やっぱりキャンディーレッドに塗装するのは難しいんです。一番実現できる色で、自分も気に入ったのが、このマツダの赤でした。

____いわゆるローライダーが使用するようなキャンディフレークを入れるのは難しかったんですね。

遠藤:そうですね。アメ車好きならやっぱりキャンディにしたいですよね。 個人的には逆サイドの絵の方が好きなんです。女性の好みもこちらの方が好きです(笑)。いま、この時代はデコトラってアウトな会社が多いのですが、この絵はまったく問題ありません。すごく現場受けがいいんですよ(笑)。

____では他のカスタムを見ていきましょうか。

遠藤:そうですね。フロントはセンターグリルを交換して、FH 16のヘッドライトに変えてます。この黒のヘッドライトを付けているのは、自分と日本にもう一人しかいないと聞いてます。純正パーツのカスタムでは、ここが一番、こだわっているかもしれません。何しろ、ものすごく高かったですよ。それとケルサーのリップバーですね。

____さらにユーロミラー(欧州仕様ミラー)と、エアロ3点。これはファストエレファントのお得意ですね。

遠藤:この FH 16のヘッドライトも自分で探してきて、アルくん(アルフレッド:ファストエレファント・ディレクター)に取り寄せてもらいました。そして王道のサイドバンパーですね。この後ろのバッテリーケースも特注で作ってもらいました。そのままだとボルトがいっぱい出ていてあんまり好きじゃないんですよね。他のこだわりでは煙突マフラーです。これはずっと憧れだったんです。この煙突は実際に使用はしていないのですが、いずれ排気管を引きたいですね。黒煙出しながら、中でサンマを焼きたいです(笑)。この後ろのマッドフラップは海外から取り寄せました。 このマッドフラップは社長に手作業でつけてもらいました。

____このバッテリーケースを、ナンバーのところまで作っちゃうってあんまりないんじゃないですか?

遠藤:そうですね。あんまりないと思いますね。 あと踊り場のパンチングメタルもあんまり好きじゃないんで縞板に変えました。

遠藤:このバッファローのパネルも海外から取り寄せました。このボクシングのアクセサリーは、むかしムエタイをやっていたので付けています。

____このモニター類がすごいですね。

遠藤: iPad は映画を見たり、音楽を流したりするのに使っています。ナビは基本的に携帯でやってますね。携帯ナビが一番良いと思います。 いったんルートを設定したら、基本的に航空写真でどこが曲がれるかとか一通り、チェックします。

中西: 航空写真で確認するんですね?

遠藤:はい。一度、クンロクのシャーシ(9フィート6インチのコンテナ。実際に積載すると高さ4.2メートル程度になるコンテナシャーシ)を牽いてる時に 動けなくなったことがあるんですよ。そうならないように事前に確認しています。

中西:カメラの数は何個つけているんですか?

遠藤:カメラは全部で5個付けています。純正も入れたら合計7個ついています。実際、死角を確認するにはカメラが一番良いですよ。首を曲げずに確認できますから(笑)。このシートカバーも海外から取り寄せました。これはドイツですね。ボルボはスウェーデンですが、パーツの輸入はイギリスとドイツからしか輸入ができないんですよ。

____ユーロミラーもカメラを付ければ安心ですね。遠藤さんはスピンナー派なんですね。

遠藤:はい。そうです。ボルボのハンドルは重いんですよね。モコモコ(ハンドルカバー)はつけたいと思わないのですが、全部塗装したいとは思ってるんです。現状の内装の色は全部、知り合いに塗ってもらいました。個人的にベージュが好きなので、ベージュやブラウンに合う色をお願いしました。本当は内装、全部塗りたいんですよね。三色ぐらい使い分けて塗ってみたいかな。

____デコトラ風に金華山にしたい訳ではないんですね?

遠藤:そうですね。そこは欧州志向で行きたいですね。

____ちなみにこのフロンントのボルボ・ファミリーという言葉は、よく見るのですがどういう意味があるのでしょうか。

遠藤:自分が作った小さなコミュニティなんですよ。ボルボ乗りの仲間っていう意味です。会員はまだ8人ぐらいです。これからどんどん増やしていきたいですね。

遠藤匡信(えんどう まさのぶ)
1992年、東京都出身。2014年有限会社三枝商会入社。現在、ボルボドライバーとして活躍中。
※遠藤の藤は草かんむりの間が離れた離れ藤。出力できない文字なので藤を当てています。

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