トラック業界”鍵人”訪問記 ~共に走ってみませんか?~ 第66回
愛宕自動車工業株式会社 代表取締役社長 愛宕康平様、専務取締役 愛宕和也様
愛宕自動車工業株式会社 代表取締役社長 愛宕康平様、専務取締役 愛宕和也様
トラック業界”鍵人”訪問記 ~共に走ってみませんか?~ 第66回
愛宕自動車工業株式会社 代表取締役社長 愛宕康平様、専務取締役 愛宕和也様
愛宕自動車工業株式会社 代表取締役社長 愛宕康平様、専務取締役 愛宕和也様
鍵人達の車工場(社交場)を見て欲しい! 愛宕自動車の工場を拝見しました!
愛宕自動車工業は「安全と物流を創造するテクニカルファクトリー」。愛宕自動車ではプロの腕と心意気をもった社員は、誰もが会社の鍵人(キーマン)として輝いています。そんな多くの鍵人達が複雑な作業をいとわず、日々技術とノウハウ、そしてアイデアを融合させることでオリジナリティの高い製品を生み出しています。さて実際に観ていきましょう。
編集・青木雄介
WEB・genre inc.
工場の外観です。愛宕自動車では全国30社以上の特装車メーカーのサービス工場となっているので様々な特装車が入ってきます。
愛宕自動車の看板技術であるリニボはトラックボデーリニューアルの略称です。リニボで一番多いパターンはトレーラとのこと。トレーラはリニューアルを行うことで、多くのメリットをユーザーに感じとってもらえる人気の車体とのこと。
こちらの車両がリニボ前の車両です。この車両は北陸の福井県で約6年間使用された車両です。サビももちろんですが、走行の揺れによって特定の接続部分が緩んできたりするのでそういった箇所も集中的に直します。いわば予防整備の徹底を行います。
こちらはショットブラストのコーナーで、現在二段積みのキャリアカーを施工中です。肩で担いで消防隊員のようにホースからスラグを打ちます。
作業中は跳ね返りとほこりがすごいので宇宙服のような作業服を着ます。
こちらは特装車を丸ごとリニボしています。エンジンや車軸をすべて外しブラストを行います。ここからが愛宕自動車の全ての鍵人達の「腕の見せ所」とのこと。
トレーラーウイングのリニボも手がけます。リアドアやアオリドアを外してブラストをかけます。当日は北海道で使われていた13年落ちの車両が入庫中でした。
これは重機運搬用のトレーラ。1990年製の車両でなんと32年前の車両です。受入検査後、リニボとしての工程が始まります。
こちらは塗装前の下処理をするコーナーです。錆の発生が無いよう最も気を使っている工程とのこと。説明を行う工場長の言葉にも力がこもります。
こちらは塗装ブースの状況と活用されていた設備です。本体の細かいところに塗装をしっかり張り付かせるために静電ガンを活用していました。
愛宕自動車で行ったリニボに関しては写真のような認証プレートが貼り付けられます。車両の受け入れから完成まで約3ヶ月とのこと。
出荷前の作動テスト風景。
こちらはトラックスケール。トラックやトレーラの重量を測る装置です。入庫時と出庫時に計量し、重量の変動を確認しています。
レーザー加工とプレスのコーナー。様々な工作機械が立ち並んでいますね。
エコロジーボックスの組立現場では、溶接の技術者達がもてる技術を駆使しています。
出荷を控えたエコロジーボックス。どこか誇らしげにドッキングするトラクタを待っています。
エコロジーボックスは国産トレーラメーカーの海上コンテナシャシーに積み込まれます。
自社のラフタークレーンを使用してエコロジーボックスをドッキングしています。
洗車場にはシャワーテストも完備されています。
様々な防錆剤で過酷な条件の元、防錆テストを実地しています。
モノ作りの現場を支えている企画開発チームでは、3Dキャドが活用されています。
工場の片隅には油水分離槽と菜園が隣接しています。地域への公害対策を行いながら、収穫された野菜は社食で食材として活用されているとのこと。
※提供:愛宕自動車工業株式会社こちらはトラクタ専用ラインに掲げられていました。鍵人達の誇りとプライドが垣間見えますね。
細部にまでこだわりを見せる愛宕社長。
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