ボルボのオートマチック・ギアボックス(I-Shift)の構造について

技術
Volvoの I-Shiftは、トラック及びバス用に開発した自動機械式変速機で、前進12速及び後進4速を備えています。 2001年にトラック、2004年にバスで初めて搭載されました。
 その後、幾度かの改良が加えられバージョンアップし、現在最も容易性、安全性、快適性を揃え高めたボルボのオートマチック・ギアボックスです。(現在はUDトラックスの車両にも搭載されております。)

I-シフトの仕組み

I-シフトの基本設計は、コンパクトで効率的な、昔ながらの非連動式マニュアル・ギアボックスがベースになっています。 画期的な機能の秘密は、クラッチとシフトの動きを指示する電子制御ユニットと空気圧システム機器にあります。 車速、加速、重量、道路勾配、必要なトルク要求などに関する情報をここで常に受信して制御し続け、極めて正確なシフト・チェンジを行います。 また、システムはエンジンと通信を行って、性能が最大限発揮されるように回転数およびエンジンブレーキ効果を調整します。

よって、I-Shiftにクラッチディスクは有りますが、クラッチペダルはありません。通常のオートマチック・ギアボックスと同様に、運転席に取り付けられたギアスティックよって制御され、ドライバーはアクセルとブレーキペダルを操作しスピードを制御します。なお、ドライバーはスティックにあるボタンを使用することで、手動でギアを選択することもできます。

カウンターシャフトブレーキ

カウンター シャフト ブレーキは、カウンターシャフトのフロントエンドに位置し、シフトアップ中、発進ギア選択中、PTO 起動時にギアボックスの回転部品にブレーキまたは 同期させます。

カウンターシャフト ブレーキは、ギアボックスの摩耗、付着物、変速時のノイズをおさえます。

最新のミッションに装着されているカウンター シャフトブレーキは、 ブレーキトルクと起動 / 停止時間が改善されたことで、シフトアップの高速性と快適さが向上し、ギアチェンジが更に高速化してパフォーマンスが改善されています。

デュアル クラッチ概要

I-Shift デュアル クラッチ(DC)は I-Shift トランスミッションをベースにしていますが、まったく新しいコンセプトと新技術が取り入れられたギアボックスです。トランスミッション後部の外観は、通常の I-Shift とあまり変わりはありません。

デュアル クラッチの原理

I-Shift DC は、2 つのトランスミッションが並列に結合したように機能を持っています。

一方のトランスミッションは、奇数ギア側(1 速、3 速、5 速、7 速、9 速、11 速)を操作し、もう一方のトランスミッションは偶数ギア側(2 速、4 速、6 速、8 速、10 速、12 速)を操作します。

これにより、ワンステップ ギアシフト を実行するときに次のギアを予め選択することが可能になります。

したがって、ギアシフトするタイミングになると、トランスミッションは、他方のクラッチに切り替えることでシフト チェンジを行う事により、トルク損失のない非常に速いギアシフトが得られます。

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