大型トラックの車輪脱落事故が激増中!

タイヤ
 以前に当ブログでご案内はしておりますが、冬の時期になると多発傾向になる「トラックの車輪脱落事故」につきまして、国土交通省、自動車工業会、トラック協会、バス協会などより注意喚起がされております。
 近年、大型トラック(車両総重量8トン以上)のホイール・ボルト折損等による車輪脱落事故が激増しており、全日本トラック協会は、車輪脱落事故の発生状況等のデータとともに、車輪脱落を防ぐための具体的な対策を記したリーフレットが作成されました。
 また、日本自動車工業会(自工会)においても、タイヤ交換作業時の注意点や交換後の増し締め、日常点検などの重要性を注意喚起するポスターが作成されました。
 つきましては、当社としましても整備時に確認は致しておりますが、お客様におきましてはタイヤ交換を業者にお願いしている所も有るかと思われますので、日常点検や定期点検(自社の場合)での確実な確認を実施していただき、車輪脱落事故防止の徹底をお願いいたします。
(全日本トラック協会や日本自動車工業会のHPより、その内容や画像の一部分を流用しております。)

車輪脱落事故の集計結果について

ホイール脱着時の不適切な取り扱いによる車輪脱落事故が多発しています。<集計>

 

これらの集計結果より、ほぼ間違いなくなく、タイヤを交換した後に間もなくして脱輪事故が多く起きている事、初度登録4年以降ぐらいからボルトやナット自体の痛みなども起因しているなど、ホイール脱着の不適切な取扱いや確認不足により車輪脱落事故が多発しているのではないかと推測できます。(特に左後輪がその影響を受ける)

自分でタイヤ交換する際は左後輪に注意

ユーザー自らタイヤ交換する時は特に左後輪の取り扱いに注意しましょう!

ホイールナットマーカー使用の新たな点検方法について

ホイール・ナットへのマーキングや、ホイールナットマーカーを活用した、新たな点検の実施方法

ホイールナットマーカー(連結式ナット回転指示インジケーター)の詳しい説明や使い方につきましては、日本自動車工業会HPのパンフレットをご覧ください。

▼日本自動車工業会HPのパンフレット
https://jta.or.jp/wp-content/uploads/2021/10/wheelnut2021.pdf

車輪脱落事故を減らすには皆さんの協力が必要です

運送会社、運転手、タイヤ販売業者、整備工場など、タイヤに関わる皆さんの協力が必要です。

▼日本自動車工業会の注意喚起チラシ
https://jta.or.jp/wp-content/uploads/2021/10/ochinai2021.pdf

タイヤの交換作業にあたっては、車載されている取扱説明書や、色々なところで発行されている車輪脱落を防ぐチラシやポスターなどを参照の上、正しい取り扱い(交換作業)をお願いするとともに、交換作業後は日常(運行前)点検や整備工場での定期的な点検を必ず行うようにしてください。

※当ブログのタイヤ・カテゴリーに、正しいボルトの締め方やボルボ・トラックの締め方について説明が有りますので、まだご覧になっていない方は一度確認してみて下さい。

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