ドライバー・インフォメーション第8話(キャブ内④)

ドライバーインフォメーション
ドライバー・インフォメーション(Driver Information)とは、ボルボ・トラックをご購入いただいたお客様(ドライバーや運行管理者の方々)を対象に、納車時(又はそれ以前)に実施している装置や装備等の取り扱いを説明するトレーニングの事です。
このトレーニングを実施することによって、ボルボ・トラックを正しく理解して性能をフルに活用していただき、安全で快適な運行をして頂く事を目的としております。
また、このトレーニングは全世界において行われており、特に日本において国産トラックでは標準装着ではなかったり、似たような装備でも扱い方法が違う等もありますので、ドライバーの方々への説明は非常に重要だと考えています。
(モデルやグレードにより、多少デザインが違っている、装備されていないパートも有ります。)

スイッチ<走行>

<注記>
利用可能なスイッチは各々のトラックの仕様によって異なるため、トラックに装備されていないものもあります。

 

トラクションコントロールシステム(TCS)

トラクションコントロール システムは、エンジントルクを自動で調整(低減)することにより、ホイールスピンを自動的に抑えます。
また、40 km/h未満の速度では、自動リミテッド スリップディファレンシャルクラッチと同様な機能となり、回転している車輪は自動的にブレーキをかけます。通常はランプ点灯しておらず、常にTCSが作動しています。スイッチを押すとランプが点灯し、TCSがオフとなります。スイッチを押して保持すると、オフになります(ランプが点滅)。
<注意> トラックをシャット ダウンして再始動した後もオフのままになります。

 

 

坂道発進補助

坂道発進補助は、坂道での発進時に車両が動き出すまでブレーキ力を保持し、登り坂などの発進時にトラックが後退するのを防ぎます。エンジンを始動した際は、常にオフになっています。
スイッチを押すとオンになります。

 

 

 

 

車線変更サポート

車線変更サポート (LCS)は、特定の状況で車両の助手席側(いわゆる死角)を同一方向へ走行する他の車両を認識して警告する機能を備えたドライバーサポートシステムです。
エンジンを始動する際は常にオンで(緑色のランプ)、時速34 km以上になると有効になります。
スイッチを押すとオフになります。

 

 

 

前方衝突警告

エンジンを始動すると常にオン(ランプ点灯)、時速5 km以上になると有効になります。
スイッチを押すとオフになります。

 

 

 

 

 

ドライバーアラートサポート

DAS(Driver Alert Support)は、ドライバーに運転への注意を喚起するドライバーサポートシステムです。 システムは運転者が居眠りをするなど、運転が正常に行われていない場合に運転者に注意を喚起します。エンジンを始動する際は常にオン(ランプはオン)で、時速65 km以上になると有効になります。時速60 km未満では自動的に無効になります。
スイッチを押すとオフになります。

 

 

 

車線維持サポート

LKS(Lane Keeping Support)は、車両が誤って車線を逸脱した場合に警告を発するドライバーサポートシステムです。LKSは、車両を始動すると自動的にオンになり、速度が60 km/hのときに機能が作動し始めます。
スイッチを押すとオフになります。

 

 

 

 

後退警報装置

後退警報装置の警告信号は、車両が後退している際、周囲に注意を喚起します。警告信号は車両の後退灯と接続されていてリバースギアが選択されると自動的に始動します。リバースギアに入れると、後退警報装置が作動します。
スイッチは中央位置でオフ、下側の位置でオンとなります。

 

 

 

 

ディファレンシャルロック、リア

ディファレンシャルロックは、氷、砂、泥などの滑りやすい条件で走行する場合にトラクションを維持するのに役立ちます。車両が静止しており、車輪が滑らない状態で、ディファレンシャルロックをかけます。トラックの操縦が難しくないことを確認するには、急旋回する前にディファレンシャルロックを解除します。

上側を押す: オフ。
中央位置: 必要に応じて時速15 km未満で自動的にON/OFFします。
下側を押す: 常時ロック(ON)。<脱出するときだけONにして使用!> 

 

 

燃焼再生

セラミック微粒子フィルターにより、すす粒子、炭化水素および一酸化炭素が大幅に減少されます。 このシステムは、フィルターに捕集されたすす粒子を自動的に燃焼させて除去します。両方のランプがオフの場合、走行中に自動再生されます。

上側を押す: 自動または継続的な再生をオフにします。
下側を押す: 手動で再生を開始します。(下部ランプがオン)

 

 

 

エアサス

エアサスペンションシステムは走行中にすべて自動で作動しますが、車種によっては走行車高を変更することができます。

<走行車高>
走行モードでのフレームの地上高は、特定の制限範囲内で調整することができます。調整可能な量はトラックのタイプによって異なります。 一部のトラックでは、全く調整できません。リモートコントロールを使って3つの最低地上高をプログラムできます。スイッチを上、中央、または下にして、いずれかの高さを選択します。

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